TOP >おまけ >キャラクターについて >キャラクター誕生秘話 >その2

キャラクター誕生秘話

ミラベル

女イルフェンも必要だということで。主人公のエリアスが占い師をやるわけにはいかないので、じゃあこのキャラが占い師なんだな、と。ラスティの項に書いた通り、国の未来を見て、ラスティが魔王を倒す勇者だと告げ、旅立たせる占い師はそもそも必要だったし。
性格は、今まで出そうと思ってもアクが強すぎてなかなか出せなかった不思議ちゃん系にしてみました。イルフェンは数が減っているという設定だったので、必然的にエリアスのヒロインになってしまうので、開き直って思い切りエリアス大好き!にしてみました。他にここまで熱烈に想われる主人公がいなさそうというのもありましたし。

ツヴァイ

アネリ編の敵キャラクターとして作りました。目的は色々考えたのですが、結局恋人を生き返すため、というベタなものにしかできず気になりましたが、思いつかないものは仕方がないのですw
ゼクスが本心ではツヴァイを救いたいと思っている展開にしたかったので、元の性格もその辺から決まりました。エックハルトと差がついたのは良かったと思います。
名前はドイツ語で数字の「2」。他にかぶることのなさそうな「つ」から始まる名前だし、ゼクスと一緒に名前を決めてしまえるので決断しました。

アガサ

今回の魔法学校の先生は女にしよう、また爺さんとかマンネリだし!ということで誕生しました。
全部キャラが出来上がった頃に当然いるはずのラスティの母親は誰なのかということになりましたが、今回、専業主婦枠は女児の母親にしたかったので、登場させない方向にしました。その後、「実は離婚していて息子はローウェンが引き取ったことにすれば盛り上がる」とふと思い付いて、教師ということはそれなりの年齢のはずなのでということで、このキャラクターが選ばれました。

ギュンター

ドラゴンやロボットのキャラチップがどうしてもなくて出せないので、今回はもっと新しい種族が必要だし、描くの楽だし、オデット編で死人も出るということで、このキャラクターが考えられました。
ギュンターを殺した人物をあまり悪人にしたくなかったので、代わりにこのキャラクターを悪人にするしかありませんでした。おかげで、今までには作ったことのなかったキャラクターが誕生しました。

タマラ

宿屋のオデットが旅立つのに、「店どうするんだよ」という問題が生じるだろうなあと思い、オデット編で宿屋番を代わってくれるお節介、だが親切な近所のおばちゃんが必要だと思っていました。種族については、後から女ドワーフ枠が余ったので、じゃあこれがドワーフでということで。
オデット編のストーリーで宿屋放置なのは別に不自然ではなさそうだ、ということで宿屋を代わるエピソードも作られませんでしたが、イベントがまったくないので、固有イベントの少ないオデット編に、彼女が宿屋を代わるイベントが後から追加されました。

リーゼロッテ

ギュンターを殺害した犯人役は、ギュンターが極悪人であっても、プレイヤーはほぼ死んだ後の彼のことしか知らないし、受け手には巨悪に見えると思われるため、「そもそも敵である」「しかし魔王に命令されて仕方がなかった」などの設定をつけようと思いました。
その役回りは、元はもっと別のキャラクターでしたが、そのキャラクターがあまり気に入らなかったので思い切って没にしました。女のエルフがグラフィックだけ用意されて名前も役回りも決まらずこちらも苦しんでいるということで、女エルフをこの役割にしてしまいました。

エックハルト

ローウェン編は魔王を倒しに行くという話だし、リーゼロッテ関連で魔王も必要になったということで、悪役として考えました。仲間にするかどうかは決めていませんでしたが、ファーレシアみたいにラスボスの顔描くのもめんどくさいし、でもキャラは多い方がいいので、数稼ぎのために仲間になることに。『エニスの商人』の魔王がハゲということで散々ネタにされたので、王道的な魔王にすることにしました。本当の悪役だと愛着が湧かないので、少し間抜けな感じに。

セルジュ

カイ編のストーリーの核を握る人物として考えました。シャノンとの設定から考えたので、今回の騎士団長は若めになりました。マスカレイゼが主人公の父親の世代なので、今回はこういう感じで、という意味合いもありました。
出来すぎた騎士団長として使い勝手が良く、色々な場面に引っ張りだこに。しかも後でプリムの父親がいないのはおかしいということでその役目も押し付けられ、一人でおいしいとこどりなキャラクターになってしまいました。

マクシム

国王キャラが必要だな、ということで。フィルラルドがクセのある国王で、仲間にもならなかったので、今回は普通の見た目の国王、そしてちゃんと仲間にもなることは考えていました。
性格はローウェン編のストーリーから決まっていました。ローウェンが怒って旅立つためにこんな王様になってしまったと言えます。それを騎士団イベントにも絡ませようと思って作りました。

リオネル

門番キャラとして考えました。『トルネードウォリアーズ』に出てきた後輩の騎士っぽいのをキャラでやろうと。
ルチアを好きというのは、何か年齢が近くなったので、そういうのも面白いかと思ってw が、こんなにイベントで押し出される予定ではなかったので、その辺はやっぱり不本意でした。騎士団イベントの内容がなかなかうまくいかず、一度作っていたのを全部没にしたりして難航し、気付いてみればイズガルドの役回りになってしまいましたが、作り直す気力がありませんでした。

ベーリック

リオネルと同じく門番キャラとして考えました。リオネルが後輩騎士ならば、このキャラクターは当然、あの殉職する門番騎士をモデルにされています。リオネルに強く憧れられており、見た目も美形で、イルマやクリスタに惚れられているはずでした。しかし出来上がった顔グラフィックが地味すぎたため、 そんな設定ではなくなりました。
クラスがアサシンなのは、顔グラができてから、早い段階から考えていました。見た目が地味なので、騎士なのにアサシンという特徴を持たせたいと思ったからです。

ルチア

マクシムが典型的国王な見た目なので、国王がいたら姫、みたいな流れで。父親がウォリアーなので、娘もウォリアーの方が血筋を感じるし、ルイーゼのようなギャップのあるキャラクターがいてこそ、と本作のフランシスカ枠となりました。序盤に仲間になるだけのまさにルイーゼのようなキャラクターになるところでしたが、やはり王女なので、それ以外にも出番がないと意味がないということで、スララとの関係を考えられました。

デズモンド

神父は前作とは違うタイプにするはずだったのに、「メガネかけているから違う!」ということで突っ走り、気付けば今でも作者ですら「イジュラン」と呼んでしまうようなキャラクターになってしまいました。強いて言うなら、イジュランは厳しい人物だったのに対し、デズモンドはエリアスに対して甘いところが違う感じでしょうか。
強さとしては、このキャラクターは最初から救済用として作ることにしていました。しかしもっと強力な救済用キャラクターにエリアスがいて、まったく注目されない結果に…。

パウリナ

デズモンドと同じく、前作のキャラクターとは変えようと思い、中年シスターにするつもりだったが、「いやそれ誰得なんだよ…」ということで若くされました。結果今でも作者ですら…
最初はエリアス編のメインキャラになるはずで、ストーリーヒロインのような位置付けだったのですが、エリアス編のラストをオデット編に合わせるために色々考えていたら都合が悪くなり、まるまる没となってしまいました。
後にメランを考えた時に、設定から二択にすることは決めており、このキャラクターが選ばれていました。